Claudeの新機能「Code Artifacts」なら、コードを書きながらリアルタイムで実行画面を共有できます。副業開発で面倒だったクライアント確認の往復が激減。実際の使い方と注意点を解説します。
副業でWeb制作を受けたとき、最も時間がかかるのはコーディングではない。クライアントとの確認のやり取りだ。「ここをもう少し右に」「この色を変えたい」。1回のフィードバックに1日かかり、5往復で1週間が溶ける。
Claudeが2024年に公開した「Code Artifacts」は、この確認作業を根本から変える機能です。コードを書くとリアルタイムで実行画面がブラウザに表示され、URLで即座に共有できます。クライアントはリンクを開くだけで、動く状態を確認できます。
これまで「画面キャプチャを撮る→メールで送る→修正→また送る」と繰り返していた作業が、リンク1本で完結します。
Code Artifactsがクライアント確認を速くする仕組み

従来の確認フローは、こうでした。ローカル環境で開発→テストサーバーにアップ→URLを共有→フィードバックを待つ。修正のたびにデプロイが必要で、1回の確認に最低30分はかかっていました。
Code Artifactsでは、Claudeとの会話画面でコードを生成すると、右側にプレビューが自動表示されます。HTML、CSS、JavaScriptが動く状態で即座に確認でき、その場でURLを発行できます。
具体的な流れはこうです。Claudeに「お問い合わせフォームを作って」と指示すると、数秒でコードとプレビューが出ます。右上の共有ボタンを押すと、URLが生成されます。そのURLをクライアントに送れば、相手はブラウザで開くだけで動作確認ができます。
ポイント
テストサーバーへのアップロード作業が不要になるため、修正1回あたりの時間が30分→5分に短縮されます。5回の修正なら、2時間30分が25分になる計算です。
-
-
実店舗の棚卸が月9,800円で67%削減、スマホ1台で完結するAI在庫管理
飲食店や小売店の棚卸作業、毎月何時間かけていますか?バーコード準備不要、スマホで撮影するだけで在庫を自動カウントするAIサービス『ラクだな』が月額9,800円で登場。工数67%削減の仕組みを解説します。
どんな場面で使えるのか
この機能が最も力を発揮するのは、デザインの微調整が多い案件です。LP制作、コーポレートサイトのトップページ、お問い合わせフォームなど、「見た目の確認」が何度も必要な仕事で効果が出ます。
たとえば、LPのファーストビュー制作。クライアントから「もう少し明るい色で」「ボタンを大きく」とフィードバックが来たとき、Claudeに「背景色を#F5F5F5に変更して」と指示すれば、即座に反映されたプレビューが表示されます。URLを再送信すれば、クライアントは更新後の画面をすぐに見られます。
反対に、バックエンド処理が絡む開発には向きません。Code Artifactsはフロントエンドのコード(HTML/CSS/JavaScript)のみ対応しており、データベース接続やAPI通信が必要な機能は動きません。あくまで「見た目の確認」に特化した機能です。
-
-
AI導入で350人呼び戻し。フォードの失敗から学ぶ副業の落とし穴
フォードがAI導入後に350人のエンジニアを再雇用した事例から、副業・中小規模でのAI活用の落とし穴を解説。「ラクになる」と期待したAIが逆に負担になる3つのパターンと、失敗しないための具体的な回避法を紹介します。
実際に使う手順

step
1Claudeの有料プラン(Claude Pro)に登録します。月額20ドルで、Code Artifactsを含むすべての機能が使えます。
step
2会話画面で「〇〇のページを作って」と指示を出します。具体的であるほど精度が上がります。たとえば「お問い合わせフォーム、名前・メール・本文の3項目、送信ボタンは青、レスポンシブ対応」のように書きます。
step
3右側にプレビューが表示されたら、右上の「Share」ボタンをクリック。公開URLが発行されます。
step
4URLをクライアントにメールやチャットで送ります。相手はログイン不要で、ブラウザで開くだけで確認できます。
step
5修正依頼が来たら、Claudeに「〇〇を△△に変更して」と指示。再度URLを送れば、更新後の画面が共有されます。
URLは48時間有効です。案件が終わるまで同じURLを使い続けることもできますが、大きな変更があった場合は新しいURLを発行したほうが混乱を避けられます。
-
-
Mac音声入力AIで文章作成を半減するCotypist活用術
Mac副業者必見。音声入力とAI自動補完を組み合わせたCotypistで、ブログ記事やメール作成の時間を半分に削減する方法を解説。完全オフラインで動作し、月額不要で使えます。
無料プランでは使えないのか
Code Artifactsは、Claude Proまたは有料API利用者のみが使える機能です。無料プランではコードは生成されますが、プレビュー表示と共有URLの発行はできません。
月額20ドル(約3,000円)は、副業で月に1件でも案件を受けていれば回収できる金額です。確認の往復が減ることで、同じ時間でもう1件多く受注できる可能性を考えれば、投資対効果は高いと言えます。
まずは1ヶ月だけ有料プランを試し、実際の案件で時間短縮効果を測ってから継続を判断する方法もあります。
-
-
AIエージェントの不具合を1クリックで修正、月10時間を取り戻す方法
副業で動かすAIエージェントのエラー対応に毎週2〜3時間を奪われていませんか?AgentXを使えば不具合の原因を自動検出し、ワンクリック修正が可能に。月10時間の調整作業を削減する具体的な方法を解説します。
使う前に知っておくべき制約

便利な機能ですが、いくつか注意点があります。
- 生成されるコードの品質は、指示の具体性に左右されます。曖昧な指示では期待通りの結果が出ません。
- 複雑なアニメーションやインタラクションは、手動での調整が必要になることがあります。
- 共有URLは公開状態です。機密情報を含むページには使わないでください。
- スマホ対応は自動で生成されますが、細かい崩れは目視確認が必要です。
特に注意したいのは、本番環境へのデプロイは別途必要という点です。Code Artifactsはあくまで「確認用のプレビュー環境」であり、そのままサイトとして公開することはできません。確認が終わったら、コードをダウンロードして自分のサーバーにアップロードする必要があります。
-
-
オープンソースAIで副業タスクを記憶させ月20時間削減する方法
オープンソースAIエージェントHermes Agentを使えば、副業の繰り返し作業を記憶させて自動化できます。月20時間削減の具体的な設定方法と、無料で始められる手順を解説します。
こんな人に向いている
この機能が最も効果を発揮するのは、副業でLP制作やコーポレートサイトを受注している人です。特に、クライアントとの確認回数が多く、「見た目の調整」に時間を取られている人には即効性があります。
また、デザインカンプをコードに起こす作業が苦手な人にも向いています。Claudeに画像を見せて「このデザインをコードにして」と指示すれば、ベースとなるコードが数分で生成されます。細かい調整は必要ですが、ゼロから書くよりは圧倒的に早くなります。
逆に、すでに自動デプロイ環境を整えていて、確認作業に不満がない人には優先度は低いかもしれません。ツールの導入自体が目的にならないよう、自分の作業フローのどこがボトルネックなのかを見極めてから使うことをおすすめします。
-
-
メール返信AIで月20時間削減、副業時間を生む方法
メール返信をAIに任せれば月20時間を副業に使える。Slashyなどのメールアシスタントツールで返信を自動化する具体的な手順と、向き不向きを実例で解説。時間を作りたい人向けの実践ガイド。
今日からできる最初の一歩
いきなり案件で使うのではなく、まずは自分のポートフォリオサイトや架空のLPを作って試してみてください。Claudeに「自己紹介ページを作って」と指示して、プレビューとURL共有の感覚を掴むだけでも、実案件での使い方がイメージできます。
慣れてきたら、次の案件でクライアントに「確認用のリンクをお送りします」と事前に伝え、実際の確認フローで使ってみましょう。1回でも往復が減れば、時間的な余裕が生まれます。その余裕で別の案件を受けるか、スキルアップの時間に充てるかは、あなた次第です。