LINEでAIに丸投げ、副業の雑務を月10時間削る方法

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LINEでAIに丸投げ、副業の雑務を月10時間削る方法

副業の事務作業、毎週何時間消えていますか?AIエージェント「Manus」がLINEに対応し、メール整理・スケジュール調整・情報収集をチャット感覚で任せられるように。導入の流れから削減できる作業の具体例まで、すぐ使える設定方法を解説します。


副業案件を抱えながら、メールの返信、請求書作成、リサーチ作業に毎週5時間以上取られている。本業の仕事が終わった後の貴重な時間が、こうした雑務で消えていく。

AIツールはいくつも試したが、結局は新しいアプリを開く手間が増えただけ。毎日使うLINEで完結できたら——そんな願いを叶えるツールが登場しました。

AIエージェント「Manus(マヌス)」が2025年、LINEに正式対応。友だち追加してメッセージを送るだけで、副業の雑務を任せられる環境が整いました。

LINEで完結するAIエージェント「Manus」とは

Manusは、日常的なタスクを自然言語で依頼できるAIエージェントです。2025年1月にLINE版がリリースされ、普段使うチャット画面から以下のような作業を任せられるようになりました。

  • 受信メールの要約・優先順位付け
  • カレンダーの空き時間確認と会議調整
  • 競合調査やリサーチ情報の収集
  • 定型文の生成(請求書・見積書の文面など)
  • タスクリマインダーの設定

これまでのAIツールとの違いは、既存のLINEアカウントで使える点。Slackやノーションなど新しいツールを開く必要がなく、通勤中や休憩時間にスマホから指示を出せます。

ManusのLINE版は基本無料。月100リクエストまで追加料金なしで利用でき、それを超える場合は月額1,200円のプランが用意されています。

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副業でよくある雑務、どれだけ削減できるか

Manusによる作業時間削減の具体的な数値

副業をしている人の多くが、本来の作業より周辺タスクに時間を取られています。具体的にどんな作業を任せられるのか、削減時間の目安とともに見ていきましょう。

メール整理と返信下書き:週2時間→30分

クライアントからの問い合わせメール、請求関連の連絡、営業メール。毎日5〜10通のメールを仕分けて返信するだけで、週に2時間近く消えていきます。

Manusに「今日の重要メールを3つ挙げて」と指示すれば、件名と本文を解析して優先度順にリスト化してくれます。返信が必要なものは「丁寧に断る返信文を作って」と依頼すれば、文面の下書きまで完成。あとは確認して送るだけです。

スケジュール調整:週1時間→10分

打ち合わせの日程調整は、往復メールが3〜4回発生する面倒な作業。カレンダーを開いて空き時間を確認し、候補日を3つ並べて送信——これを複数の案件で繰り返していると、すぐに1時間が経ちます。

ManusはGoogleカレンダーと連携しており、「今週の18時以降で空いてる日を3つ教えて」と聞けば即座に回答。その候補日をコピーしてメールに貼り付ければ完了です。

競合調査とリサーチ:案件ごと3時間→1時間

ライティングやデザイン案件では、競合サイトの分析や業界トレンドの調査が必要です。検索して10サイトを開き、要点をメモして——という作業を毎回繰り返すと、1案件で3時間かかることも。

「〇〇業界の最新トレンドを3つまとめて」とManusに投げれば、複数の情報源から要点を抽出してリスト化してくれます。完全に任せきりにはできませんが、下調べの時間を3分の1に圧縮できます。

ポイント


Manusが得意なのは「繰り返し発生する定型作業」。メール整理やスケジュール確認など、毎週同じパターンで発生するタスクほど削減効果が大きくなります。
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LINE版Manusの導入手順

Manus導入の具体的な手順を示した図

導入は3ステップ、5分あれば完了します。特別な設定やプログラミング知識は不要です。

step
1
Manus公式サイトから「LINE版を使う」ボタンをタップし、友だち追加。QRコードをスキャンするか、LINE IDで検索して登録できます。

step
2
初回メッセージが届いたら、案内に従ってGoogleアカウントを連携。メールとカレンダーへのアクセス許可を求められるので、副業用アカウントを指定します。

step
3
「何ができるか教えて」と送信してテスト。基本的な機能一覧が返信されるので、試しに「今日のメールで重要なものは?」と聞いてみましょう。

連携するアカウントは、本業用と副業用を分けておくのが重要です。誤って本業のメールをManusに読まれないよう、副業専用のGmailアドレスを用意してから設定しましょう。

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使い始めて1週間で効果を出すコツ

導入しただけで満足して使わなくなる——これがAIツールでよくある失敗です。効果を実感するには、最初の1週間で習慣化することが鍵になります。

毎朝の「タスク整理」をルーティンに入れる

出勤前や昼休みに、「今日やることリスト作って」とManusに送る習慣をつけましょう。カレンダーとメールを確認して、その日の優先タスクを3〜5個リストアップしてくれます。

このルーティンを1週間続けると、朝のタスク整理が5分で終わるようになります。ToDoリストアプリを別途開く必要もなくなり、LINEだけで1日の段取りが完成します。

依頼の仕方を「具体的」にする

AIへの指示は、曖昧だと曖昧な答えしか返ってきません。「メールチェックして」ではなく、「未読メールの中で返信が必要なものを3つ挙げて」と具体的に伝えましょう。

最初は試行錯誤が必要ですが、うまくいった指示の文面をメモしておくと、次回から同じ言い回しで確実に結果が得られます。

「できないこと」も早めに把握する

Manusは万能ではありません。たとえば、複雑な画像編集や動画制作は対応外です。また、リアルタイムのWeb会議への参加もできません。

できることとできないことの境界を早めに理解しておくと、無駄な依頼をして時間を浪費するリスクを減らせます。

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向いている人、向いていない人

Manus利用に向いている人と向いていない人の比較

Manusが最も効果を発揮するのは、同じパターンの雑務が毎週発生している人です。具体的には以下のような働き方をしている人に向いています。

  • 複数のクライアントと同時進行で案件を進めている
  • メールでのやり取りが週10件以上ある
  • スケジュール調整や請求書作成など、定型作業が月5回以上発生する
  • 副業の作業時間が限られており、1分でも無駄にしたくない

逆に、単発案件がメインで毎回作業内容が大きく変わる人や、クリエイティブな判断が必要な業務が中心の人には効果が薄いかもしれません。

また、セキュリティを重視する企業案件では、外部AIツールの利用が契約で禁じられている場合があります。導入前に契約書を確認しましょう。

注意


ManusはGoogleアカウントと連携するため、機密性の高い情報を扱う案件では使用を避けるべきです。副業用の専用アカウントを作り、公開しても問題ない情報だけを扱うようにしましょう。
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削減した10時間を、何に使うか

月10時間の雑務を削減できたとして、その時間をどう使うかで副業の収益は変わります。単に休む時間に充てるのもいいですが、より単価の高い案件を受ける余裕が生まれる点が重要です。

たとえば時給換算で3,000円の案件をこなしている人なら、月10時間×3,000円=3万円分の追加収益を得られる計算になります。あるいは、その時間をスキルアップに充てて、より高単価な案件に挑戦することも可能です。

雑務を減らすこと自体が目的ではなく、本当に価値を生む作業に集中できる環境を作ること——それがManusのようなAIツールを使う意味です。

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今日から試せる最初の一歩

まずは無料の範囲内で、1週間使ってみることをおすすめします。月100リクエストは、毎日3〜4回依頼すれば到達する量なので、本格的に使うなら有料プランが前提になります。

ただし、いきなり課金する必要はありません。最初の1週間で「これなら月1,200円払ってもいい」と思えたら継続すればよく、合わなければ友だち削除するだけです。

副業の雑務に追われて、本来やりたかった仕事に手が回らない——そんな状況が続いているなら、試す価値はあります。LINEを開いて、Manusを友だち追加するところから始めましょう。

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